帰国者向け情報

ニュージーランドの管理隔離について

はじめに

ニュージーランドは、新型コロナウイルスの排除にほぼ成功しました。その結果、国民は自由に国内 を行き来できます。

しかし、国家の安全を守るため、海外からの全渡航者に対し、14日間にわたる検疫又は管理隔離を法 律で義務付けています。

本冊子は管理隔離のガイドブックであり、帰国者の処遇、PCR検査の手順、隔離施設退去の条件につい てご説明します。

管理隔離施設は、あなたと国民を新型コロナウイルス感染症から守るため、ニュージーランド政府が 運営しています。

隔離期間終了までは帰宅できず、ご家族・ご友人にも会えない等のご不便をおかけしますが、そうし た状況下でも、できるだけ快適に過ごしていただけるよう万全の体制を整えています。滞在期間中、ホテル従業員や医療関係者には節度ある態度で接し、そのアドバイスや指導、指示に従ってください。

また、施設担当職員が隔離期間終了後のご予定についてお尋ねします。その際の参考として、本冊子の 内容に目を通しておいてください。面接日時は事前にお知らせします。

施設担当職員は、様々なご相談に応じています。隔離滞在に関するご質問やご不明な点がございまし たら、職員までお尋ねください。

お問合わせ

健康関連のご相談は、現場担当の医療関係者が応じます。また、メールでのお問い合わせも受け付け ています。

Eメール:managedisolationcomments@health.govt.nz 新型コロナウイルス感染症の政府公式サイト:https://covid19.govt.nz/(external link)

管理隔離が必要な理由

入国者全員に14日間以上の管理隔離が義務付けられています。隔離中に施設から外出することはできま せん。

入国時に新型コロナウイルス感染症の症状が現れている方は、隔離施設とは別の検疫施設へ入所してい ただきます。

これらは法律で義務付けられた措置です。

管理隔離施設の多くはホテルであり、医療関係者、ホテル従業員、政府職員が配置されています。

新型コロナウイルスは、人から人へ感染します。新型コロナウイルス感染症の潜伏期間とされる14日間 を隔離施設で過ごすことにより、市中感染拡大の可能性を抑えることになります。

海外からの帰国者が新型コロナウイルスに感染していれば、市中感染を再発させるリスクがあります。

現在、ニュージーランド国内の感染者数は非常にわずかであり、この状態を維持するために努力を続け ています。

管理隔離中の3大鉄則

  • ホテルからの外出禁止。外出を試みた場合、警察に通報されます。
  • 共有スペースでのマスク着用。医療関係者に接する際もマスクを着用してください。
  • 対人距離は2メートル。ただし、一緒に隔離されている方(バブル)は除きます。

隔離期間中の生活

健康診断

定期的な健康診断、及び隔離開始後3日目と12日目あたりにPCR検査を実施します。

PCR検査で陰性結果が明らかになり、新型コロナウイルスの感染拡大リスクは低いと医師が診断し た場合に限り、隔離施設を退去できます。

PCR検査を拒否したり、感染拡大リスクが高いと診断されたりした場合は、隔離期間が最大28日ま で延長されます。

健康診断とPCR検査は、健康状態の維持や適切な医療判断のために必要不可欠であるだけでなく、 他者の安全を守るという重要な目的があります。つきましては、医療関係者の指示に必ず従って ください。医療関係者は有効な健康診断を実施し、皆さんの健康を守ることに努めています。

PCR検査で陽性結果が出た場合、検疫施設又は滞在先の検疫エリアへ移されます。この状況がスト レスになる方もいるでしょうが、検疫期間中は専門医療チームによる高度医療を受けることがで きます。

対人距離

一緒に隔離されている方(バブル)を除き、常に2メートルの対人距離を維持しましょう。新型コロナウ イルスは飛沫感染するため、対人距離を守り、衛生慣行を実践することによって感染症の拡大を防ぎま しょう。

あとから入国してきた人が同室になったり、新型コロナウイルス感染者に接触したりすることがあった 場合、隔離期間がさらに14日間延長されます。これは新型コロナウイルス感染症拡大のリスクを低減す るための措置です。

健康と衛生を維持するための基本的対策

石鹸と水を使って手を入念に洗い(20秒以上)、よく乾かしましょう。あるいは、ハンドサニタイザー を使用してください。

  • バブル外の人とは、必ず2メートルの対人距離をとりましょう。
  • 咳やくしゃみをする時は、鼻や口をひじで覆うか、ティッシュペーパ―を使いましょう。使用済みの ティッシュペーパ―は、すみやかにゴミ箱へ捨ててください。
  • 不潔な手で顔や目、鼻、口を触らないようにしましょう。あらゆる表面にウイルスの飛沫が付着して いる可能性があります。

部屋から出るとき

部屋から出てホテル内を移動することはできますが、行動は厳重に規制されます。隔離中のルールのほ か、施設担当職員の指導や指示に従ってください。

部屋から出たり、保守清掃作業員が入室したりする際は、必ずマスクを着用してください。マスクの正 しい着用法(着脱の仕方等)と安全な廃棄方法のルールを守ってください。

バブル内の人とだけ接触し、他の滞在者たちからは必ず2メートルの対人距離をとってください。バブル 外の人が隔離されている部屋への入室は禁止されています。

施設内での運動

運動はできるだけ自室内で行ってください。

室外での運動や散歩を許可する施設もあります。その場合は、監督者立会いの下、軽い運動を行い、大 量に発汗したり、息遣いが荒くなったりするようなことは避けてください。室外での運動が可能かどう かは、施設担当職員にご確認ください。

室外で運動する際は、2メートルの対人距離を維持してください。

体調がすぐれないときは、室外で運動しないでください。

買い物

外出は禁止されていますが、ネットショッピングの商品を届けてもらうことはできます。

地元のスーパーや商店の専用サイトをご利用ください。詳しくは、ホテルレセプションや担当チームま でお問い合わせください。

処方薬

すべての管理隔離施設には、医療関係者が常駐しています。処方薬のご相談は、ホテル従業員を通じて 看護師までお申し出ください。

面会

ご家族やお友だちの面会は禁止されています。これは新型コロナウイルス感染症の感染拡大を予防する ための措置です。連絡には電話やオンラインアプリ等をご利用ください。

室内の電話とWi-Fiのご利用

内線通話(客室間、ホテルサービス等)は無料です。外線通話は利用者負担(ホテル規定サービス 料/分)であり、クレジットカードによる客室決済になります。

帰国者によるWi-Fiサービスのご利用は無料です。詳しくは、ホテル従業員までお尋ねください。

ランドリーサービス

隔離期間中はランドリーサービスを利用できます。サービスの内容は、それぞれの隔離先でホテル従業 員又は施設担当職員にお問い合わせください。

隔離期間中の滞在費

滞在費、食費(1日3食)、一部のランドリーサービス料、Wi-Fiサービス料は、政府が負担しますが、そ れ以外の費用(滞在者が注文した日用品等)は、滞在者の自己負担です。

節度ある態度

互いに思いやりを持ちましょう。隔離期間中、皆さんのお世話を担当する施設担当職員への嫌がらせや 脅迫行為を防ぎ、安全な労働環境を維持するためにご協力ください。

食事

1日3食(朝昼夕)が無償提供されます。それ以外は滞在者の自己負担です。

食物アレルギーや既往症のために特別食が必要な方は、施設担当チームまでお申し出ください。

18歳未満の未成年者

18歳未満の方が隔離される場合、ご家族の協力を得て、安全かつ快適に過ごせるようにお手伝いしま す。

ご希望があれば、ご家族が隔離滞在に付き添うことも可能です。

隔離施設退去後のご予定

管理隔離施設から退去した後、どこへ行くかを明確にしてください。

事前に施設担当職員が退去後の動向についてお伺いします。退去後の行動(どこへどうやって行くか) があらかじめ決まっていれば、退去時のチェックアウトや出発手配のお手伝いがしやすくなります。

特にご要望がなければ、帰国時の到着空港までお送りします。それ以外の場所へ向かう場合は、滞在者 本人が隔離施設からの交通手段を手配する必要があります。

退去後の行き先が決まっていない方は、施設担当職員にご相談ください。宿泊先又は政府関連諸機関等 をご紹介します。

退去後に体調不良になった場合

隔離施設退去後に体調不良になった場合は、ヘルスラインの無料ダイヤル 0800 358 5453 にご相談く ださい。新型コロナウイルス感染症の症状には、咳、のどの痛み、息切れ、鼻水、嗅覚喪失、発熱等が あります。救急時は 111 に緊急通報してください。

マスクの安全な使用法

部屋から出たり、保守清掃作業員が入室したりする際は、必ずマスクを着用してください。正しく安全 なマスクの使い方を実践しましょう。感染拡大リスクを抑えるため、着脱方法や着用時の注意、使用済 みマスクの廃棄方法を正しく理解する必要があります。

注意点

  1. マスクを他者と共有しないでください。
  2. 自分で着脱できない乳幼児や成人には、マスクを着用させないでください。
  3. 呼吸障害のある方は、マスクを使用すべきではありません。
  4. 飲食時にマスクを外す際は、2メートルの対人距離を維持し、使用済みマスクを廃棄してから、手をよ く洗ってください。食後はすみやかに手を洗ってから、新しいマスクを着け直してください。

写真と動画の撮影

施設関係者及び他の帰国者のプライバシー保護のため、施設内のプライベートエリアにおける写真や動 画の撮影、録音は禁止されています。

プライベートエリアとは、検査室、医療室、運営・警備エリア等を指します。

客室内での写真・動画撮影や録音については、入室する施設関係者の許可をとってからにしてくださ い。また、施設関係者が撮影や録音の中止を求めた場合、すみやかにその指示に従ってください。

管理隔離の特例措置

新型コロナウイルス感染症から国を守るため、ニュージーランド政府は厳正かつ確固たる姿勢で特例措 置を決定しています。

極めて特殊な事情があり、そのうえ感染拡大のリスクが低く、十分な予防対策が可能である場合に限 り、管理隔離施設からの外出が許可されます。

通常、海外からの渡航者が入国した場合、管理隔離施設又は検疫施設へ直行します。既往症や隔離施設 では満たすことのできないニーズがあり、病院等での隔離を希望する方は、特例措置を申請してくださ い。

ニュージーランド経由で諸外国へ渡航する場合や、何らかの特殊な事情がある場合は、医療機関受診の ための外出許可を申請することもできます。

また、未成年者や健康上の理由で介助が必要な方が隔離される場合は、特例措置として保護者や介助者 の滞在許可を申請する必要があります。

特殊な事情によって特例措置を希望される方は、www.MIQ.govt.nz/exemptions にて申請の詳細をご 確認ください。